有象無象
有象無象
[よみ]
うぞうむぞう
[意味]
・有相無相の別表記。
・↑ から派生して、とるに足りない人々を低くしてひとくくりに呼ぶ言い方。
[用例]
草田氏をはじめ、その中泉という老耄の画伯と、それから中泉のアトリエに通っている若い研究生たち、また草田の家に出入りしている有象無象、寄ってたかって夫人の画を褒めちぎって、あげくの果は夫人の逆上という事になり、「あたしは天才だ」と口走って家出したというのであるが、僕は話を聞きながら何度も噴き出しそうになって困った。(太宰治『水仙』)
[類語]
『Wiktionary』より
カテゴリ:生活