安心立命
安心立命
[よみ]
あんしんりつめい
[意味]
信仰によって煩悩を絶ち、悩まず心を乱さないこと。
[用例]
すべて此等の宗教(?)は、人生に安心立命の道を教へる。そしてこの安心立命に至る手段は、要するに欲望を捨て、義務感を去り、生活に対する一切の責任感をあきらめてしまふことにあるのだ。既に一切をあきらめる。故に焦燥もなく、煩悶もなく、義務感もなく、真に無為不善で居りながら、しかもまたその無為によつて退屈に悩まされることもない。即ち所謂「悠々自適」の境に達し、安心立命して暮すことができるのだ。(萩原朔太郎『病床生活からの一発見』)
『Wiktionary』より
カテゴリ:心・感情
キーワード: 感情