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弱肉強食

弱肉強食

[よみ]

じゃくにくきょうしょく

[意味]

弱い者が強い者の犠牲になるような、実力の違いが、そのまま結果に違いを生ずる闘争状態の世界。

[出典]

韓愈『送浮屠文暢師序』中の句「夫獸深居而簡出。懼物之為己害也。猶且不脫焉。弱之肉、強之食。」より。

[用例]

鰯が鯨の餌食となり、雀が鷹の餌食となり、羊が狼の餌食となる動物の世界から進化して、まだ幾万年しかへていない人間社会にあって、つねに弱肉強食の修羅場を演じ、多数の弱者が直接・間接に生存競争の犠牲となるのは、目下のところやむをえぬ現象で、天寿をまっとうして死ぬというねがいは、無理ならぬようで、その実、はなはだ無理である。(幸徳秋水『死刑の前』)

[対語]

共存共栄

Wiktionary』より

カテゴリ:社会

キーワード: 飲食