閑話休題
閑話休題
[よみ]
かんわきゅうだい
[意味]
(接続詞的用法、名詞や副詞、形容詞的用法はまれ)話を本筋にもどすこと。
[用例]
「それはさておき」とか「よだんをもどして」とふりがなを振ることもある。
何故、日本の美術界に批評の厳正が失はれるかといふ不思議を解くことなども、時節柄、急を要することであらう、閑話休題。ただ私は美術界の七不思議の一つに、一人の人物を加へたいのである、それは奥村土牛氏である。(小熊秀雄『小熊秀雄全集-19- 美術論・画論』)
話の腰を折ることになるが、――尤、腰が折れて困るといふ程の大した此話でもないが――昔の戯作者の「閑話休題」でかたづけて行つた部分は、いつも本題よりも重要焦点になつてゐる傾きがあつた様に、此なども、どちらがどちらだか訣らぬ焦点を逸したものである。(折口信夫『鏡花との一夕』)
『Wiktionary』より
カテゴリ:生活