蝦で鯛を釣る
蝦で鯛を釣る
[よみ]
えびでたいをつる
[意味]
(高価なタイを安いエビで釣るところから)少量の元手やわずかな労力で大きな利益を得ること。
[用例]
無意識ではあつたが、もし、私が自分の心の中にもつと頭を突つ込んで、蚤取り眼で詮索したならば、「僕は決して君たちを軽蔑しないよ。だから君たちは僕を尊敬しなければならんぢやないか」と云ふ風な商取引きのやうな心理がなかつた、とは云へないのだ。いや、こんな心が、きつと、どこかにあつたのだらう、と私は思ふ。もしあつたとすれば、それはもう、蝦で鯛を釣るやうなものではないか。(葉山嘉樹 『万福追想』)
[類句]
『Wikiquote』より
カテゴリ:成功・失敗
キーワード: 動物
地域区分:日本の諺