多多益益弁ず
多多益益弁ず
[よみ]
たたますますべんず
[意味]
1.やるべき仕事が多ければ多いほど、旨く処理ができる。
2.多ければ多いほど都合が良い
[出典]
史記・淮陰侯伝の以下の故事に由来
上常從容與信言諸將能不,各有差。上問曰:「如我能將幾何?」信曰:「陛下不過能將十萬。」上曰:「於君何如?」曰:「臣多多而益善耳。」
高祖劉邦が韓信に、「自分はどの位の将の器か」と尋ねたところ、韓信は「まあ十万の将というところです」と答えたのでさらに「では、お前はどの位の将の器か」と聞いたところ、「多ければ多いほど、良いのです」と答えた。
史記の原文は「多多益善」であり、これを「多々益々弁(辦)ず」とするのは、漢書以降、日本で定着したのは十八史略からか。
[翻訳]
英語:the more the merrier * 、 the more the better
フランス語:Plus on est de fous plus on rit *
中国語:多多益善 *(duō duō yì shàn)
『Wikiquote』より
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