石に漱ぎ、流れに枕す
石に漱ぎ、流れに枕す
[よみ]
いしにくちすすぎ、ながれにまくらす
[意味]
「枕石漱流(石に枕し流れに漱ぐ)」とは田舎に引退する意味。それを孫楚(孫子荊)が誤って「漱石枕流」と言ったが、誤りを指摘されると「耳を洗い、歯を磨くため」と強弁した。このことから「漱石枕流」は、負け惜しみが強いことをさす。
[注釈]
日本の小説家・夏目漱石の号は、これに由来する。
[出典]
劉義慶『世説新語』「排調第二十五」
[翻訳]
孫子荊、年少時欲隱、語王武子、當枕石漱流、誤曰、漱石枕流。王曰、流可枕、石可漱乎。孫曰、所以枕流、欲洗其耳。所以漱石、欲礪其齒
『Wikiquote』より
カテゴリ:心・感情
キーワード: 自然
地域区分:中国の諺