鰯の頭も信心から
鰯の頭も信心から
[よみ]
いわしのあたまもしんじんから
[意味]
一旦信じてしまえば、どんなものでもありがたく思えるということ。江戸期、節分に鬼除けのため、玄関先に鰯の頭を吊るす習慣があり、それに由来するという説が有力。
[注釈]
上方いろはがるたでは、「ゐ」に当てられるが、仮名遣いは古来より「いわし」である。
[用例]
東京化學會で私が(「オリザニン」は脚氣に效くだらう」)と述べたことを、當時醫界の大立者だつた某博士が傳へ聞かれて「鈴木が脚氣に糠が效くと云つたさうだが、馬鹿げた話だ、鰯の頭も信心からだ、糠で脚氣が癒るなら、小便を飮んでも癒る……」と、或る新聞記者に話されたことがあつた。(鈴木梅太郎 『ヴィタミン研究の回顧』)
[編集]参考
『Wikiquote』より
カテゴリ:心・感情
地域区分:日本の諺