魚心あれば水心あり
魚心あれば水心あり
[よみ]
うおごころあればみずごころあり
[意味]
相手が好意を示せば、こちらも好意を持つ。先方の気持ち次第で、こちらの態度も決まる。
[注釈]
(用法)相手の求めているものが、身勝手なものであったり不正なものであるときに、それにあわせ同様に正当でないものを求めるときに用いる
[用例]
「どうだい、俺が教えてやろうか。」彼女はこの上もなく喜んで、彼の手に接吻した。「ああ私は、」とフランソアーズはクリストフに言った。「その男をどんなにか愛するところでした。」しかし役者はそのあとですぐに言い添えたのだった。「ただ、お前にもわかってるだろうが、魚心あれば水心と言ってね……。」(豊島与志雄訳 ロマン・ローラン『ジャン・クリストフ』)
『Wikiquote』より
カテゴリ:心・感情
地域区分:日本の諺