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江戸の敵を長崎で討つ

江戸の敵を長崎で討つ

[よみ]

えどのかたきをながさきでうつ

[意味]

意外な所、時又は筋違いなことで、過去の仕返しをすること。

[語源]

・江戸で恨みを受けた相手を、江戸から離れた長崎で討ち果たすことから。
・また、語源を「江戸の敵を長崎が討つ」とする説がある。
大阪に江戸の職人を凌(しの)ぐ大成功を収めた職人がいたが、長崎の職人が大阪でその職人を超える大成功を収めたということから。

[用例]

江戸の敵(かたき)を長崎で討(う)つということあり。「世の中の事は概して江戸の敵を長崎で討つものなり。在野党の代議士今日議院に慷慨激烈の演説をなして、盛んに政府を攻撃したもう。至極結構なれども、実はその気焔の一半は、昨夜宅(うち)にてさんざんに高利貸(アイスクリーム)を喫(く)いたまいし鬱憤と聞いて知れば、ありがた味も半ば減ずるわけなり。(徳冨蘆花『不如帰』)

Wikiquote』より

カテゴリ:生活

キーワード: 地名

地域区分:日本の諺

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