五里霧中
五里霧中
[よみ]
ごりむちゅう
[意味]
・現在の状態が分からず、見通しや方針、手段の全く立たないことのたとえ。
・心が迷って、考えの定まらないこと。
[出典]
『後漢書』【原文】性好道術、能作五里霧。【訓読分】性道術を好み、能く五里霧中を作す。
[翻訳]
英語: have no idea what is going to happen.
[用例]
・仕方がないから先生の講義することをそのままノートすることはしたものの、当分の間は五里霧中で、何のために講義を聴くのだか、全く見当がつかないようなありさまであった。(末弘厳太郎 『法学とは何か 特に入門者のために』)・なんとかして巧く言いのがれなければ、と私は必死になって弁解の言葉を捜したのでございますが、なんと言い張ったらよいのか、五里霧中をさまよう思いで、あんなに恐ろしかったことはございません。(太宰治 『燈籠』)
[類語]
『Wiktionary』より
カテゴリ:生活