我田引水
我田引水
[よみ]
がでんいんすい
[意味]
代理・代表として託され、中立であるべき物事を自分の都合のいいようにすること。
[語源]
昔、用水は村の共用物であり、水田の水配りは、用水にかかわるもの全ての利益を代表する者に委ねられたが、そのような者が、真っ先に自分の田に水を引くことに非難をこめた語。
[翻訳]
英語:every miller draws water to his own mill
[用例]
自分は中等教育というものについては自分でこれを受けて来たという以外になんらの経験もないものであるが、ただ年来大学その他専門学校で物理実験を授けて来た狭い経験から割出して自分だけの希望を述べてみたいと思う。勿論我田引水的のところもあろうが、ただこれも一つ参考として教育者の方々に見て頂けば大幸である。(寺田寅彦 『物理学実験の教授について』)
[類語]
『Wiktionary』より
カテゴリ:自己
キーワード: 自然