宝の持ち腐れ
宝の持ち腐れ
[よみ]
たからのもちぐされ
[意味]
1.役に立つ物を持っていながら、使用せずに放っておくこと。
2.すぐれた才能・手腕があるのに、それを活用しないことの例え。また、生かし切れないでいること。
[用例]
ほんとうにいままで自分は愚で、教わった原本にないからとて、どの噺のなかでもいっぺんも歌うことなしにきていました。これはとんでもない宝の持ち腐れ。さっそく、それからは「天災」でも「千早振る」でも「小言幸兵衛」でも「替り目」でも、なかの八さんに、熊さんに酔っ払いに、ときとして大家さんに、隠居さんに、急所急所で常磐津のひとくさり、端唄のひとくさりを唸らせることにしました。(正岡容 『初看板』)
『Wikiquote』より
カテゴリ:人
キーワード: 物品
地域区分:日本の諺