犬も歩けば棒に当たる
犬も歩けば棒に当たる
[よみ]
いぬもあるけばぼうにあたる
[意味]
1.(原義)犬がふらふら出歩くと、棒で殴られるような災難に遭ったりする。じっとしていれば良いのに、余計な行動を起こすべきでないとの戒め。
2.(俗用)行動を起こすと、幸運なことでも、災難なことでも、何らかの経験をすることができる。じっとしていると、そのようなことはできないので、積極的に行動すべきである。
[用例]
「いずくへ? とは、はて知れたこと。隠密に出るのだ。あんまり、柄に適った役割りでもねえがの。」「というと、いずれかの方面に、何かお心当りでもおありなので――。」「ねえんだよ、そんなものあ。」いいながら、狂太郎は、馬鹿ばかしく長い刀を、こじり探りに落とし差して、「だが、犬も歩けば棒に当たる。あばよ。」(林不忘 『口笛を吹く武士』)
『Wikiquote』より
カテゴリ:行動
地域区分:日本の諺