悪銭身に付かず
悪銭身に付かず
[よみ]
あくせんみにつかず
[意味]
悪いことや賭け事などで儲けたお金は、どんどん使ってしまって結局貯めることができないということ。あぶく銭。
[翻訳]
英語: Ill got, ill spent./Easy come, easy go.
[用例]
堅気の庶民が乱世の荒波にもみまくられて、体裁ととのわず、投機的になり、その日ぐらしのヤケな気持になっているとき、裏街道で悪銭のもうかる愚連隊の中のちょッと頭のきく連中が、悪銭身につかずという古来のモラルをくつがえして、せッせと貯金し、家屋敷をかまえ、身に礼服をまとい、ヤブレカブレの堅気連中に道義も仁義もないのを嘆いているかも知れないのである。ヨタモノもモラルをくつがえす。(坂口安吾 『街はふるさと』)
[反対句]
『Wikiquote』より
カテゴリ:お金
キーワード: 金銭
地域区分:日本の諺