帯に短しく襷に長し
帯に短しく襷に長し
[よみ]
おびにみじかくたすきにながし
[意味]
1.ある物品や状況をなんらかの事由に使用する際、もう一つのところで整合性を期待できないような状況や、一見すると整合性が期待できるように見えて、いざ使用すると、いま一つどっちつかずの使用感の悪さのたとえ。
2.一つの物品や事由を多数の状況の何らかの適合できそうな状況に使用しようとした際、使用できそうに見えるにもかかわらず、結果今ひとつのところでその全てにおいて使用できなかったり、使用感が今ひとつ悪かったりするような状況のたとえ。
[注釈]
一般的には「役に立たない物」や「無能な人間」を指すように思われているが、本諺で使用する対象が別の状況においては、合理的であったり適合性が高かったりする物や状況であったりすることもあるので、そのような認識で使用するのは妥当ではない。
[語源]
反物の布生地を着物の帯に使用するには今ひとつ短く、さりとて襷に使うには少し長く襷を掛けたときに長さが余ってしまう状況から。
[類句]
『Wikiquote』より
カテゴリ:生活
キーワード: 数・単位
地域区分:日本の諺