暁烏敏の名言
あけがらすはや
真宗大谷派の僧侶、宗教家
1877年~1954年
職業タグ:宗教家・神学者
さあ俺が行くのだぞ。
今まではあの仏が見えないで、わしは駄目だと思うておったが、その駄目だと思うておったわしの方がほんとうに行けるのだ。
善だの悪だのと拘っておったが、もう善だの悪だのというておれぬ。
わしの方が仏の正客なのだ。
善だの悪だのを見ずに、仏さんの心に向こうて行かなければならぬ。
そこに念仏の信が生まれて来る。
悪人正機というのがそこです。
悪人正機ということが念仏往生というものの生まれて来る根本の味わいになるのであります。