痘痕も靨
痘痕も靨
[よみ]
あばたもえくぼ
[意味]
好きになった人なら、あばたがあってもえくぼのように、良いように見えることから、他の人が見るとあまりいいとは思わないものでも、好きになったらとことん良く思えるということ。
[翻訳]
ラテン語:qui me amat, amet et canem meum
[用例]
相手が惚れた男なら、あばたもえくぼに見えるように、所詮、戀人は批評の外の存在である。私の「大菩薩峠」に對する氣持も、正直に言えばその通りで、全く批評を超えたものである。(澤田正二郎 『私の龍之助感 ――舞臺上の愛人――』)
[類句]
愛してみれば鼻欠けもえくぼ / 惚れた欲目 / 屋烏の愛
[反対句]
『Wikiquote』より
カテゴリ:人
キーワード: 身体・器官
地域区分:日本の諺