虻蜂取らず
虻蜂取らず
[よみ]
あぶはちとらず
[意味]
同時に複数のものを手に入れようとすると一つも手にすることができないということ。
[用例]
いくらよい品を作っても、そう急に認められるものではないし、相当永い間の辛抱を要する。だからたいがいの人が辛抱しきれなくなって最初の方針を破ってしまうのだが、そこで方針をかえるということは、結局今までの犠牲が虻蜂とらずに終るばかりでなく、かえって信用をおとす結果となる。(相馬愛蔵 『私の小売商道』)
[類句]
二兎を追う者は一兎をも得ず / 欲の熊鷹股裂くる / 一挙両失 / 花も折らず実も取らず / 一も取らず二も取らず
『Wikiquote』より
カテゴリ:成功・失敗
キーワード: 動物
地域区分:日本の諺