維摩の一黙雷の如し
維摩の一黙雷の如し
[よみ]
ゆいまのいちもくかみなりのごとし
[意味]
ことばで説明するよりも、黙っているほうがかえって相手に伝えることができるということ。
[注釈]
「維摩」は釈迦の弟子の維摩居士のこと。
[語源]
釈迦の弟子たちが不二法門について議論していたとき、菩薩たちは自分の見解を説明していき、文殊菩薩が「すべてのことについて、言葉もなく、説明もなく、指示もなく、意識することもなく、すべての相互の問答を離れ超えている」といい、今度は文殊が維摩に質問したところ維摩は何も語らず黙然としていた。それを見た文殊が深く関心したという故事から。
[反対句]
カテゴリ:生活
地域区分:仏語