鴨が葱を背負って来る
鴨が葱を背負って来る
[よみ]
かもがねぎをしょってくる
[意味]
とても都合の良い事。
[語源]
鴨(かも)が葱(ねぎ)を背負ってやってくると、都合よく一度に鴨鍋(かもなべ)の材料が揃うことから。
[用例]
「昨夜くれえドジを踏んだことは無(ね)え、めざして来た乗物を天竜寺へ追い込んで、こいつは鴨が葱を背負って来たようなものだと思ったら、なあーんのこと、向うの方が上手で、天竜寺へ参詣と見せて籠抜けだ、それにあの坊さんに腹ん中まで見透かされて、命からがら逃げ出して来たなんぞは、近来に無え図の失敗(しくじり)だ」(中里介山 『大菩薩峠』)
[類句]
『Wikiquote』より
カテゴリ:幸福・不幸
地域区分:日本の諺