疑心暗鬼を生ず
疑心暗鬼を生ず
[よみ]
ぎしんあんきをしょうず
[意味]
疑う心があると、何でもないことにまで恐ろしく感じられたり、疑いの気持ちを抱いたりするものである。
[注釈]
略して「疑心暗鬼」ともいう。
[出典]
南宋代に成立した「列子」の注釈書「列子杲斎口義-説符篇」における以下の逸話の注釈より
ある男が斧をなくして、隣の家の息子をあやしいと思った。隣の家の息子のやることなすことが、全部あやしいように見えた。ところがある日、谷底からなくした斧が出てきた。それからは、隣の家の息子が何をやっても、あやしいようには見えなかった。
[類句]
幽霊の正体見たり枯れ尾花 / 落ち武者は薄の穂にも怖ず / 杯中の蛇影 / 窃鈇の疑い
『Wikiquote』より
カテゴリ:心・感情
地域区分:日本の諺