弘法にも筆の誤り
弘法にも筆の誤り
[よみ]
こうぼうにもふでのあやまり
[意味]
書に優れている弘法大師であっても字を間違えることもあるということから、たとえその道の名人と呼ばれるような人間であっても、失敗をすることはあるという意味。
[翻訳]
英語:Even Homer sometimes nods.
[用例]
併し勿論これは千慮の一失である。弘法にも筆の誤りがあるのだから神ならぬ中西氏に解釋の誤りがあるのは怪しむに足らぬ。しかもそれは僕に「プロレタリヤ運動の現實に接して貰いたい」という親切あまつての誤解であるから僕は衷心から感謝する。(平林初之輔『中西氏に答う』)
[類句]
文殊も知恵のこぼれ / 騏驎の躓き / 上手の手から水が漏れる / 竜馬の躓き / 孔子の倒れ / 猿も木から落ちる / 河童の川流れ / 最高のパン焼き職人でも、たまにはパンがうまく焼けないこともある / 百足のあだ転び
『Wikiquote』より
カテゴリ:成功・失敗
地域区分:日本の諺