杯中の蛇影
杯中の蛇影
[よみ]
はいちゅうのだえい
[意味]
疑い始めると、何でもないことにも怯え、苦しむこと。
[注釈]
「杯中」は杯の中。
「蛇影」は酒に映った蛇の影。
[語源]
杯の中に蛇の影があるのを見て、蛇を飲んだと思って病気になったが、後にそれは弓の影であったと知り、病気がたちまち治ったという故事から。
[出典]
『晋書』楽広
[類句]
呉牛月に喘ぐ / 落ち武者は薄の穂にも怖ず / 窃鈇の疑い / 疑心暗鬼を生ず / 幽霊の正体見たり枯れ尾花
カテゴリ:心・感情
地域区分:中国の諺